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プナホウ・カーニバルはバーチャル開催へ

プナホウ・カーニバルはバーチャル開催へ

およそ90年以上にわたり開催されているプナホウ・カーニバルは、家族全員でマラサダを食べながらゲームを楽しめるハワイで一番賑やかなイベントの一つだ。

しかしコロナ渦中の今、乗り物に乗るために長い列を作ったり大勢の人々が集まったりすることは許されない。そこで、プナホウ・スクールの実行委員会の生徒たちと運営管理スタッフは、実行できる最善の策として、オンライン・イベントとしての開催を決めたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

プナホウ・カーニバルの運営コーディネーターであるタリン・カベイ氏は「オンライン・イベントとして開催するためには、いうまでもなく、できることに制限もあるし、難しい問題もありますが、生徒たちは自分たちでできるカーニバルの開催に向けて全力で頑張っています。オンライン・イベントとしての開催ということをコロナ渦中のネガティブな経験として捉えるのではなく、オンラインだからこそ何か新しいことにチャレンジする機会としてポジティブに捉え、自分たちが新しい伝統を作る気持ちでやっています」と述べている。

プナホウ・スクールの2年生のクラスがイベントの計画を担当しており、ボランティアの力を借りてウェブサイト全てを作り上げたという。

そこではデジタル店舗やサイレント・オークション、タレントショーなどが開催される予定になっている。

今年のテーマは「この世のものではないカーニバル」(A Carnival out of this world)だ。

プナホウ高校の2年生でカーニバルの実行委員でもあるマヤ・アンダーソンさんは「今年はずっとこの世ではないような状況で普通ではない経験をした年でした。このカーニバルのテーマは、今世界で起こっている状況にぴったりだと思います」と述べている。

プナホウ・カーニバルは学校の授業料支援プログラムのための募金活動でもあり、今年の目標額は22万ドルだ。

募金のほとんどはハワイ州内のアーティストから集めた数千点ものアート作品の展示会販売とオークションで集められることになっている。

「今年は新型コロナウィルス感染拡大で経済的に打撃を受けた家庭も多いため、授業料支援のための資金を集めることは今まで以上に重要なことです。プナホウ高校ではおよそ950名の生徒が授業料支援を受けています」とカベイ氏は述べている。

オークションとアート展示会は21日から6日までオンラインで行われる。

詳細はこちらから。

写真:cleanfotos : Shutterstock.com

(日刊サン 2021.1.26)

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