コロナ回復者に血漿献血呼びかけ
ハワイ血液バンク
新型コロナウィルスに感染して回復した人の血漿血液の中には抗体が含まれており、その結晶が現在入院しているコロナ患者の治療に役立つことをご存知だろうか?
ハワイ血液バンクでは、「コロナウィルスでコロナウィルスと戦おう」と言うキャンペーンを先週立ち上げたとホノルル・スタ・アドバタイザーが伝えている。
1ヶ月で100人から150人の人々から血漿を集めることを目標としている。
血液バンクの代表キム・アン・ニュンゲン氏によると、現在ハワイは3重苦に見舞われていると言う。
アメリカ本土において感染力の強い変異種が認められたこと、ハワイ州内において感染率が急激に伸びたこと、アメリカ全土でコロナから回復した人々からの血漿献血が枯渇してきたことだ。
「ご存知のように新型コロナウィルスの感染は非常に拡大して、最悪の事態になっているが、もしかしたら状況はもっと悪くなるかもしれず、まだ暗闇のトンネルの中で光が見えない」
この新しいキャンペーンでは特に、ハワイの住民の3分の2を占めるフィリピン系住民、ミクロネシア系住民、ハワイ先住民族系住民の人々に献血に協力を求めようとしている。
フィリピン系、ミクロネシア系、ハワイ系の人々は新型コロナから回復した患者も多いために献血者を見つけたいと言う。
今回のキャンペーンの一環として、コロナ感染から回復した血漿を献血した人に対して25ドル分のフードランドのギフト券が贈られる。
新型コロナに感染して陽性の結果を持ち、回復してすでに健康な状態で、28日以上感染の兆候がないことが条件だ。
一度献血をしても28日後に再度献血をすることができる。
昨年感染したジョッシュ・グリーン副州知事は血液バンクを支援するために、すでに何度も血漿献血を行なっていると言う。
コロナワクチンを接種した人は血漿献血をすることができないが、通常の献血をすることはできる。
血液バンクでは血漿献血も通常の献血も呼びかけているので、詳細はこちらから。
(日刊サン 2021.1.18)
シェアする