ワクチン接種 堅実に拡大
ホノルル市はハワイ州保健局の協力のもと、これから6日間で第1グループBと分類されたおよそ3,700人の消防、救急、警察関係者を対象にワクチンを接種することになっているとKHONが伝えている。
ワクチン接種は必須ではなく任意のため、コロナ禍中で第一線で業務に当たっている人々には、ワクチン接種を受ける選択が用意されたことになる。
救急隊員のシャーリー・アン・カジハさんは、第1グループBでの最初のワクチン接種者となった。
「私たちは毎日仕事で防護具をつけて患者の手当てをしています。それでももし感染していたら家族に移してしまうと思うと怖くて、多くの救急隊員は自分たちの家族に会っていないんです」
ハワイ州では現在まででファイザー社製とモデルナ社製のワクチンを33,450回分受け取っている。
緊急処置室の医師として22日の朝にワクチンの接種を受けたジョッシュ・グリーン副州知事によると、第1グループAと分類されたおよそ7,000人の医療従事者が先週ワクチンの接種を受けており、第1グループBの人々へと移行しているという。
ホノルル警察署長スーザン・バラード氏も、ワクチン接種について色々調べた結果接種を受けることに決めたという。
12月22日現在、第1グループBに分類された人々の中で465人が接種を希望している。
クイーンズ・メディカル・センターの代表であるジェイソン・チャン氏によると、過去に新型コロナウィルスに感染した人もワクチンを受けるべきだと述べている。
これからワクチンの接種は、65歳以上の人々と老人介護施設の入居者へと移行していくことになっている。
ウォールグリーンとロングスドラッグでは12月28日から介護施設でのワクチンを開始する予定だ。
(日刊サン 2020.12.23)
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