子供に隠れてお酒はダメ?
トロピカーナといえばオレンジジュースのメーカーだが、つい最近行なったキャンペーンが不適切だったと謝罪をして、キャンペーンを打ち切ったとフォックスニュースが伝えている。
どんなキャンペーンだったかというと、オレンジジュースとシャンペンをミックスしたカクテル「ミモザ」を宣伝するキャンペーンだった。
「ミモザで一息」と銘打ったキャンペーンでは、有名セレブの両親が子供から離れて、クロゼットの中の隠しミニ冷蔵庫の中に隠してあったトロピカーナオレンジジュースを使ってカクテルを作り、こっそり飲むコマーシャルだった。
「仕事や家事で忙しい親たちが、いつでもどこでも自分たちのために素晴らしいひと時を。トロピカーナのミモザで」
しかし、これに反応したのがアルコール依存症支援団体など飲酒に反対するグループで、このキャンペーンはユーモアがあるとは思えず、親たちに危険な行為を助長させるものだと反対した。
「女性のアルコール消費が危険域に達しているときに、会社やセレブがアルコール依存を容認するようなことをするのは無責任だ」
「小さな子供を保護者なしで放っておいて、家族に隠れてお酒を飲むという行為を勧めるようなキャンペーンは認められない」
この炎上を受けて、トロピカーナは謝罪をしてキャンペーンを中止したのだが、これにまた賛否両論が巻き起こった。
「子供に隠れてお酒を飲むなんてダメに当たり前」という意見もあれば、「ちょっと子供から離れてお菓子をつまむのと何が違うの?」という意見もあるそうだ。
(日刊サン 2020.12.18)
シェアする