ハワイ州内のペットシェルターでは、動物が捨てられたり、シェルターに引き取られる件数が増加傾向にあるとKHONが伝えている。

11月2日には、マウイ島のヒューメイン・ソサエティで心痛む事件があった。

6匹の仔犬がプラスティック容器に入れられてシェルターの敷地内に捨てられていたのだ。

容器は蓋が閉められ、ダクトテープで封印された状態で、空気穴もなかった。

ハワイの日光の下に置かれていたため、発見された時には酸素不足と熱中症のために2匹はすでに息を引き取っていたという。

残りの4匹は治療を受けて無事だったことが不幸中の幸いだ。

シェルターのセキュリティカメラには仔犬を捨てていった人物がはっきりと写っていたために、その男性は動物に対する虐待や遺棄などの罪ですでに起訴されたという。

ヒューメイン・ソサエティでは動物の引き取りを無料で行なっているため、ペットを飼えなくなった場合でも、捨てるのではなく持ち込んで欲しいと訴えている。

引き取りを希望する場合にはヒューメイン・ソサエティに電話をしてアポイントをとり、ペットを連れてくれば良いだけだ。

またペットフードも無料で配布するプログラムもあるため、まずは連絡をして欲しいという。

新型コロナでみんなが苦しい状況にあるが、動物を保護する活動は継続して行われている。

生き残った4匹の仔犬たちも元気になり、今は引き取ってくれる家族が現れるのを待っている。