マスク着用法制化を検討中
ハワイ州では州内全域でマスク着用の法制化を検討しているが、この州法が成立すると違反者は裁判所に出頭というよりも、現場で違反チケットを切られて罰金を支払うことになりそうだ。
ハワイ州司法長官であるクレア・コナーズ氏は、マスク着用を法律で義務とすることを推し進めるのであれば駐車違反のように違反者に対してその場で罰金刑とするのが一番容易な方法だろうという見解を示した。
しかしその場合には州議会にかけて法律変更の必要性があるために、特別議会か来年の議会での成立となる。
ハワイ州では今年8月からマスク着用を必須としたが、島によって免除される人々の基準が違っていたために、一部混乱が生じていた。
コナーズ司法長官は、「もしマスク着用を法制化するのであれば、それぞれの市長が免除の条件について同一見解を持つことが必要だ」と述べている。
カーク・コールドウェル市長は、4島の市長が集まる合同会議の席で州司法長官とともに検討するとしている。
コールドウェル市長は、マスク着用違反についての罰金の金額を500ドル程度が良いのではないかと思っていると述べたが、罰金の金額については州議会が決定する。
また、市長としては来年の議会の審議を待つよりも、特別議会を召集して法制化をはかってもらいたいと希望しているという。
州上院議長のロン・コウチ氏は「州知事が法案をあげて議会に特別議会での審議を要求するのであれば、我々は検討する」としているが、州知事の報道官によると、現時点で特別審議を要求する決断はしていないとKHONは伝えている。
(日刊サン 2020.11.06)
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