自己隔離 免除の特別措置
ハワイに住む病気の父親に会うために遥々ノルウェーからやってきた女性は、残念なことに臨終に間に合わなかったとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
ノルウェー在住のショーン・カミラ・スカハイムさんは2歳の時に両親が離婚し、それからハワイに住む父親とは疎遠になっていた。
2019年11月にフェイスブックで連絡を取り合うようになっていたが、新型コロナウィルス感染が拡大して再会の計画が狂ったという。
82歳の父親は非常に危険な状態となり、ショーンさんはハワイにやってきたが数時間遅かった。
ショーンさんはノルウェーを出発する前に事前検査を受けて陰性結果を持っていたが、ハワイでは州が指定している検査機関の結果でないと認めていないため、本来であれば14日間の自己隔離が義務付けられる。
そこでショーンさんはハワイ州に対して免除の特別措置を申請していたが、10月29日に申請が許可された。
ショーンさんは父親との対面を果たし、住んでいたアパートメントを片付けたりしてノルウェーに帰国する前に様々なことをしなければならない。
ハワイ州当局によると、14日間の自己隔離については今回の件のような個人的な状況を考慮して、人道的理由による免除措置を行なうことがあるとしているが、認められるかどうかはケースバイケースだという。
(日刊サン 2020.10.30)
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