レストランチェーン破産相次ぐ
ハワイにも展開しているレストランチェーン、ルビー・チューズデーが破産申請を行なったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
テネシー州メアリービルを拠点とするカジュアルレストランチェーンは1972年に創業したが、新型コロナウィルスにより経済的に打撃を受けた。
破産プロセスに入るが、営業はそのまま継続すると10月7日に発表した。
ルビー・チューズデーは250店の直営店とフランチャイズ店を全米、カナダ、海外9カ国に展開していた。
ルビー・チューズデーはサラダバーで知られていたが、新型コロナで感染拡大の恐れのあるビュッフェ方式は敬遠された。
カリフォルニア州ロスアンジェルスに拠点を置くカリフォルニア・ピザ・キッチンも7月に破産申請しており、チャッキー・チーズの親会社も6月に破産申請している。
カリフォルニア州に拠点を置くステーキハウスチェーンのシズラーも先月破産申請をしたばかりだ。
コンサルティング会社NPDグループによると、全米で屋内飲食がほとんどの州で禁止された4月-7月期に47%の減益となったという。
そこから少し回復傾向が見られているが、8月時点でもいまだ25%の減益だ。
ドライブスルーやテイクアウトに頼ってこなかった屋内飲食中心のレストランは大きな打撃を受けている。
破産申請を行なってもすぐに閉店ということではなく、再生の道を模索するといわれている。
(日刊サン 2020.10.08)
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