ソーシャルメディアで知り合った男性と恋に落ちた女性がお金の送金を頼まれる、いわゆるロマンス詐欺だが、オアフ島に住む一人の男性は、Facebookのアカウントから写真を盗まれて、それが詐欺に使われていたことが明らかになったとKHONが伝えている。

本土に住むクリスタルさんによると、母親が2ヶ月前にある男性とFacebookで知り合いになり、急速に関係を深めていったという。

その男はオハイオ出身で、今は軍の仕事でクェートに駐屯していると語っており、もうすぐリタイアするから一緒にオハイオで暮らそうと持ちかけていた。

そして、アメリカに自分の持ち物を送るために金が必要だと言って、クリスタルさんの母親は1万ドルを送金してしまった。

驚いた子供たちはFacebookで相手の男性を探し出すことができたが、その男性はオハイオ出身でもなく、軍隊で働いてもいなかった。

オアフに住むジョン・キムさんはある日見知らぬ人から連絡を受けて、自分の写真がロマンス詐欺に使われたことを知った。

キムさんはFacebookコールでクリスタルさんの母親と話をして状況を説明したという。

コロナ渦中で、人々はよりコンピューターに向き合いSNSで人々と知り合う機会が増えている。

不安な気持ちや寂しさにつけいるように、詐欺師たちは甘い言葉で騙そうとしている。

もしお金の送金を依頼されたり、実際に会うことやビデオチャットを渋ったりするようであれば、詐欺を疑うべきだ。

また、個人情報を聞き出そうとする場合も危ないと思った方が良いという。