ハワイが不法闘鶏の密輸元
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動物権利団体が見つけたのは、ハワイがグアムで行なわれている不法闘鶏のためのニワトリの主な密輸出元だったという衝撃的な事実をハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
アニマル・ウェルネス・アクション(AWA)とアニマル・ウェルネス・ファンデーション(AWF)という二つの団体がグアムの農務省に公的文書の公開を申請して、2017年から2019年の記録を手に入れた。
この記録によると、いくつかの州からグアムに向けて71人の個人が750件の輸出を行っており、その中でハワイからの輸出が最も多いという。
ハワイに住む22人が動物密輸に関わっており、1,400羽以上のニワトリが闘鶏用に輸出されている。
鶏を食用として輸出することは違法ではないが、闘鶏を目的とする鶏の所有と輸出は違法だ。
そのために輸出目的を偽って闘鶏目的ではなく、単なるニワトリとして輸出することで当局の目を盗んでいると動物団体は主張している。
ハワイで闘鶏用の鶏を飼育している場所がフィリピンのテレビ局が放映したビデオに写っており、動物団体はそのビデオを公開している。
闘鶏用ニワトリは1羽につき2,000ドルから3,000ドルで不法に取引されるという。
動物権利団体はハワイでの闘鶏に関する法律と取り締まりをもっと厳しくするよう求めている。
ハワイでは闘鶏を違法賭博としても動物虐待としても禁止しており、アメリカは連邦法で闘犬及び闘鶏を禁止している。
(日刊サン 2020.9.2)
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