感覚
ALOHA! ビーチや公園がクローズになってしまいましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
ハワイも厳しい状況ですね。素人ながら、経済的なこともあるから観光客に来てもらいたいという気持ちもわかるし、でも人間の命の方が大切だからじっとしてて感染を広げないでほしいという気持ちもわかります。もっと早くにしっかり対処していればよかったのですが、後の祭りってやつですね。過ぎたことは仕方ないので、今もう一度みんなでやり直すしかないでしょう。
と、私はそんな感覚なのですが、人それぞれ違いますね。ついうっかりみんな私と同じように感じている気がしてしまうけど、実際話すと違う。人それぞれの家族環境や構成、そして経済的なもの。そういった条件が違うと人間の物差しとなる感覚が違ってきます。
日本に住んでいると、みんな同じような顔でみんな同じ言葉を喋って、似たようなものを食べて、とあるのでなんとなくみんなと同じ感覚のようでないといけない! みたいなのがあります。でもそれって違うと思うのです。その感覚の違いで、自分が絶対正しいと勘違いしてしまっています。
でも世の中広いのです。アメリカなんてその典型。みんなバラバラ、感覚は違って当たり前。だからマスクが大きな問題になるのでしょう。私からすれば大したことなくても、他の人にとっては一大事なこともあります。
こんな時、優しさが倍増しているように感じるのは私だけかしら? 朝の散歩中にいろんな人とすれ違うけど、顔なじみがほとんどで、みんなニコッとしたり、手を挙げて挨拶したり。大したことではないけど、心が温かくなります。近所の人がご飯を作って持ってきてくれたりまるで日本のご近所さんのような感じで、持ちつ持たれついい感じです。本当に人の優しさが自然に溢れてきている気がします。
私自身も今は仕事がなく、ある意味不安もあるけれど、周りの人の優しさに助けられているので、庭掃除をしたり、ボランティアのようなことをしたりして、私のできる範囲で行動している。お返しというのではないけれど、人に優しさをもらうと自然にそうしたくなるのだった。今の私はそんな感じで心が優しさで溢れています。
これも一つの感覚で、この感覚というのは目には見えない。見えないからなんとなく気にもしない場合が多いと思います。でもこの感覚が世の中に大きな影響を与えています。
マスクをつけるつけない、こういう状況の時はするのが当たり前、しなくてもいいのでは? そういう判断をする時、自分の感覚が判断しています。そしてその判断基準となるのが、自分の損得だったりします。そうなると、それはワガママと言われるかもしれません。自分の損得だけでなく、他への影響も考えられるような心の余裕を持ちたいものです。
自分のエキスパートになる No. 27
名前はKuro. 少年のようなおばさん。マノアの奥に住んで何十年。自然が大好きで仙人のような時もありますが、やはり普通が一番だと思っています。撮影やイベントのコーディネーター、瞑想教師、ウェルネスコーチングなどを生業に、日常のなんでもないことに感謝して、ハワイで楽しく生きています。
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