ホノルルのダウンタウンにあるクイーン・エマ・アパートメントは以前オフィスビルだったが、低所得者用アパートメントに生まれ変わった。

1カ月の家賃は、ストゥーディオタイプの部屋が661ドルから、２ベッドルームの部屋は1,701ドルからとなっており、入居は抽選で決定することになっている。

抽選の受付は8月24日から開始されるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

応募の条件は、世帯収入がホノルル市の平均収入の60％未満であることだ。

ホノルル市の平均収入は、一人世帯なら、52,920ドル、二人世帯なら60,480ドル、入居の最大世帯人数である5人世帯なら81,600ドルである。

8月24日から2週間応募を受け付けてから抽選が行われ、9月30日までに抽選結果が当選者に伝えられ、10月中旬から入居開始の予定だ。

1964年に建てられたこのビルディングは12階建てで、ストゥーディオタイプから2ベッドルームまで71ユニットがある。

長い間空いていたオフィスビルが4000万ドルをかけて居住ビルへ改装されており、財政援助した州政府の規定で61年間低所得者用に家賃が設定されている。

このビルの外壁にはレンガがボコボコと突き出していることから、ピンプル（ニキビ）ビルディングというニックネームで呼ばれている。