ホノルル市庁舎で働いている市職員の中で起こったクラスター（集団感染）について保健省の報告が発表されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

報告によると、市庁舎内で行われた職員による持ち込みランチ（ポットラック）で新型コロナウィルス感染が拡大したかもしれないとし、11件の感染についてはランチが感染の可能性と述べている。

8月11日の午後、カーク・コールドウェル市長はホノルル市庁舎の庭で大きな持ち込みランチパーティが行われたことを認めたが、感染源であることは否定している。

ハワイ・ニュース・ナウが入手した情報によると、ホノルル市庁舎で働く市職員に対して先月メールが届き、市の購買部で働く職員の退職祝いのパーティについて連絡が来たという。

その退職祝いのパーティは7月24日に2時間行われた。

その日はちょうど60件の新規の新型コロナウィルス感染が確認された日であり、保険証が友人や家族、仕事仲間が集まることは感染拡大につながると警告していた日でもあった。

コールドウェル市長はこのパーティは行われるべきではなかったし、市長自身も11日朝になって知ったという。

市長によると「退職祝いは外で行われており、マスクや社会的距離は守られていたと聞いている。だが、財務予算局では別のランチの集まりが室内で行なわれたことが判明しており、そこでは社会的距離もマスク着用も守られていなかった。保健省が言及しているのはそのランチだと思う」

コールドウェル市長は8月12日にすべての市職員に対して、集まりを禁止する命令を出した。