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足が痛くなければ大丈夫、じゃないのです!
足が痛くなければ大丈夫、 じゃないのです!
それはどういう意味かと言いますと、真っ赤に腫れている部分があったり、親指の爪が巻き爪になっていて見た目は痛そうなのに「痛くはないから大丈夫です」という方が多いということ。この痛くない! というのが大問題なのです。
人間の身体はとても良くできていて、痛い部分をかばうようにして上手に歩いたりできます。例えば、靴の中で足が前滑りして内側に当たっている時も、爪に負担にならないように、指をぎゅっと丸めたり、中指の下あたりの部分でブレーキをかけたりしています。
足裏にできている大きなタコは、靴の中で足が前に滑らないように頑張っている証拠。この状態では、足指に力がしっかりと入らない歩行になってしまいます。足指に力が入らないと、少しの段差でつまずいたり、バランスを崩した時に踏ん張ることができず、転倒も招きかねませんから注意が必要です。
足が正常な状態というのは、皮膚の色がほぼ均等で、タコや魚の目、角質も無い状態です。
爪の色も薄ピンクか透明で、巻き爪、肥厚爪、爪の変色もなし。足指も真っ直ぐで、外反母趾や内反小趾になっていない状態なら、大丈夫です。見た目で何か変だなと思う箇所があれば、必ず原因がありますよ。
私は、普段は五本指の靴下とスニーカーをきっちりと履いていて、足のトラブルと無縁だったのですが、先日、引っ越し作業をしておりまして、脱ぎ履きが面倒だったので靴も靴下も履かずに素足で過ごしました。たったの2~3日荷物を運んだり、掃除をしただけなのに、足裏の踵はガサガサひび割れて、親指下の方にはタコができ、指先に亀裂まで入ってしまいました。素足って、こんなに足に負担をかけるのだと、久しぶりに荒れた自分の足を見て、なんだか考えさせられました。
本来ハワイでは日常的に素足だし、サンダルを履く時間が長い為、避けては通れない現実です。私が、10年前に本格的に足の勉強を始めた時、ハワイに住んでいる人に、サンダルだけしか履かない生活は、足の健康に良くないと伝えたくてサロンを始めたことを思い出しました。
「靴を履くのは暑いから嫌だ」と言っている方が多いのですが、「体が曲がらなくて靴下を履くのが大変」となる前に、是非、靴を履くのも習慣にしてほしいなと思っています。
ちなみに私のガサガサ踵は、五本指靴下とスニーカーを毎日履いて過ごしているうちに、自然治癒しました。
誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して! No.57