“オキッパ”で置き配が可能に
コロナ騒ぎで外出が制限された中、オンラインショッピングで買い物をした方も多いのでは? FedEx 、UPS 、USPSなどの宅配業者は大忙しのようです。ところが問題が出ました。それは留守などで配達できなくて再配達が増え、大変な手間がかかるようになったのです。
その手間を省くのが「置き配」と呼ばれる方法です。宅配物を玄関先に置き、再配達を避けるものです。でも誰もいないので、無くなりはしないか? と、いう心配がありますが、大丈夫なのです。「オキッパ」と呼ばれる「置き配バッグ(簡易宅配ボックス)」を玄関先に吊り下げることで、宅配ボックスの様に、荷物の受け取りができるのです。
オキッパとしては多彩なサイズとデザインがあります。荷物を入れるバッグ本体、バッグをドアの取っ手などにつなぐワイヤーと錠前がセットになっており、配達員にバッグに荷物を入れたあと、鍵を掛けてもらうのです。とりあえずの置き引きなどは防げます。そのやりとりはあらかじめスマホで済ましておきますが、配達伝票はバッグに入れ、受け取り確認は後で、スマホを通して行います。楽天やアマゾン(ジャパン)が既に導入しており、荷物の大きさや受け取り場所などに適したオキッパバッグが各種用意されています。
かなり頑丈で、撥水加工もされていますので、雨などから荷物を守ることが出来ます。使わないときはコンパクトに折りたたんで仕舞っておけます。ただ防刃素材ではなく、刃物で切断できるので、高価なものや希少品は対面受け取りをするようにとの注意もあります。「置き配保険」もついたオキッパアプリのプランも既にあるようです。
オキッパで荷物を受け取るには、①バッグと一緒に(同封の)「配送員向けプラカード」を吊り下げる。②商品注文時に、「オキッパ預け入れ希望」を指定する……が、必須です。
このバッグと「置き配制度」により、荷物の到着に合わせての待ち時間、受け取れないなどの問題がなくなります。家で荷物が待っているので、家に帰るのが楽しみになるでしょう。コロナ禍で、対面で受け取りたくないという人たちも多いので、業者も受取人側も大変助かるようです。ガス会社や電力会社が宅配業と共同で、コロナ対策キャンペーンとして、各地(東京23区を始め、多くの地域)で無償配布をしたことも、広がりのきっかけになったようです。
オートロックのコンドミニアム用に、事前にスマホでセットしておけばオートロック解錠ができるアプリを開発中だそうです。また、宅配業者によっては受領印が必要な場合がありますが、シヤチハタ印などを入れる「印鑑ホルダー」もバッグに取り付けることができるようです。
ハワイにもこのようなサービスがあればいいですね。