観光再開延長
7月13日、デービッド・イゲ知事は、ハワイ観光再開のための旅行前感染テストの実施プログラムを延長することを発表した。
州外からの観光客がハワイ到着72時間前までに新型コロナ感染テストを受けて、陰性結果を提示すれば14日間の自己検疫を免除するという新しいプログラムは8月1日からの開始を予定していたが、アメリカ本土での感染数の増加とともに、ハワイ州内においても最近増加している感染数を考慮して、開始時期を延長するかどうか知事と市長たちが関係者と協議をしていたが、最終的には9月1日からの開始となった。
これにより、州外からの観光客および州外から戻ってきたハワイの住民は14日間の自己検疫が必須となる。
アメリカ本土では、カリフォルニア州、テキサス州、アリゾナ州、フロリダ州で毎日のように感染者数が最高値を更新していおり、ネバダ州でも大きな増加が起こっている。
イゲ知事は「本土での感染がコントロールできない状況の中で、予定していたように8月1日までに状況が良くなるとは思えない」と述べた。
ハワイ商工会議所のシェリー・メナー・マクナマラ氏は、ハワイ州と地方自治体首長にローカルビジネスに対する援助を求めている。
「多くのローカルビジネスは8月1日の観光再開に向けて従業員を戻したり、資材を購入したりと準備を進めてきている。もちろん安全第一なのはわかるが、9月1日まで生き延びていけるかどうかわからないほど多くのビジネスは苦しい状況にある」
また、この決定を受けて、各航空会社は8月のフライトスケジュールの変更を予定している。
現在8月のフライトを予約している人は航空会社に連絡をし、フライト状況の確認が必要だ。
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(日刊サン 2020.7.14)