州外から訪れる訪問客に対するハナウマベイの料金を値上げしようとする法案がホノルル市議会で審議されているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
現在、13歳以上の州外居住者の入場料は7.5ドルであるが、それを33%値上げして10ドル、駐車場料金については、州外居住者は現在1ドルのところを3ドルになる。
ハワイ州居住者については、駐車場料金も入場料金ともに、IDを提示することによって現行通り無料のままである。
最初の法案では、カマアイナに対しても駐車場料金を徴収することを検討していたが、市議会議員トミー・ウォーター氏によって見送られた。
ウォーター議員は「州外からの観光客にとって、この素晴らしいアトラクションに対して駐車場料金3ドルというのは、高いとは思わない。安いくらいだ」と述べている。
ハナウマベイを保護しようとする非営利団体の代表であるリサ・ビショップ氏はこの法案に賛成している。
「1年半前にハナウマベイ・ライフガード地区が設立されており、この料金値上げは海洋安全施設やハナウマベイの施設の建設や維持に役立つだろう。今後の研究や、ビジターセンターの改装にも予算が取れるようになる」
団体は「ハナウマベイは単なる普通のビーチパークではなくて、自然資源として大切にするべきだ。ただスノーケルをするだけではなく、ベイでの経験を通じて、我々のコミュニティーにとってこの美しい場所がどんなに価値のあるものなのかを理解してもらいたい」と述べた。
(日刊サン 2020.6.18)