コロナ渦中のレストラン事情
ホノルルのレストランは6月5日から店内での食事の提供を許可されたが、社会的距離を保つルールが課せられている。
生き延びるために様々な工夫をしているレストラン事情をホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
テーブルとテーブルの間を6フィート離すということは、テーブル数がおよそ半分になるということであるが、店の外のスペースに注目しているレストランがある。
カイムキにある12th アベニュー・グリルでは、予約を受け、食事の注文も前もって受け付け、食事時間を90分以内と設定することでテーブルの回転を早めようとしているが、店舗の前にあるモーペッドと自転車の駐車場にテーブルを出して客席とする許可をホノルル市から取得しようとしている。
オーナーのケビン・ハニー氏は「もし許可が下りれば、そのスペースで24人までの顧客が屋外で食事することができる」と述べた。
市当局では、新型コロナウィルスによる経済的打撃からの再生プランの一環として、市の所有地の一部をレストランに一時的に使用させる許可について検討している。
カカアコのソルト内にあるベビーでは公道の歩道にテーブルを出して、食事を提供する。
オーナーのクリスチャン・セルフ氏は、ホノルル・リカー・コミッションと地域のコミュニティ・アソシエーションから許可をとって、歩道に20座席を確保した。
レストラン経営者やシェフは、パリやニューヨークに見られる歩道のカフェのように、公道を利用して屋外にテーブルを出すことを認めるように当局に働きかけている。
飲食業界団体のルーベン・バルモア氏によると「できない理由はないだろう。ロスアンジェルスにはたくさんの屋外ダイニングがある。ハワイの空気はもっときれいだ」
(日刊サン 2020.6.05)