フロリダ州のゴルフ場で24日、タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンによる新型コロナイルス救済のためのチャリティテレビマッチが行われた。優勝賞金を含む合計21億円以上を集め、それらを全額寄付。いろいろあったタイガー・ウッズ。しかし、やっぱり彼の人気はすごいことを証明した形となった。

　フロリダ州ホープ・サウンドにあるメダリストGCで行われた「キャピタルワンズ・ザ・マッチ / チャンピオンズ・フォー・チャリティ」。これは2018年11月に行われたタイガー対ミケルソンによる約10億円をかけた対決「ザ・マッチ」に次ぐ第2弾。メジャー大会勝利数ふたり合わせて合計20勝というタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンの対決に、今回はアメリカンフットボールNFLの偉大な人気プレーヤーであり互いに長年のライバルというペイトン・マニング（引退）とトム・ブレイディ（タンパベイ・パッカニアーズ所属）が参戦。ゴルフファンに加えてアメリカンフットボールファンの注目を集めたドリームマッチとなった。

　結果はタイガー＆マニング組が勝利し、賞金1000万ドル（約10億7000万円）にプラス、一般視聴者が中継中にネット上で参加したライブ寄付金約11億円を合計した総額約21億7000万円が、医療現場の支援や日々の救命救急にあたる米国赤十字社、そして小規模企業経営者への助成金PPPに充てられた。これを聞いて、もっとゴルフを観たい！　というファンには朗報も届いている。全米プロゴルフ（PGA）ツアーは6月8日、チャールズ・シュワブ・チャレンジから再開される予定だ。