2021年に起きた当時6歳のイザベラ・カルアちゃん殺害事件に関して、法廷文書開封の審問が21日(水)に予定されているとKHON2が伝えている。
イザベラちゃんは、2021年9月にワイマナロの自宅で最後に目撃されてから行方不明になったとして、養父母であるアイザックとレフア・カルア容疑者夫妻は捜索願いを出したが、警察の捜査によると8月中旬に死亡したと見られている。イザベラちゃんは犬の檻に入れられ、食事も与えられず、口と鼻にダクトテープが貼られ、死に至ったとされているが、遺体は発見されていない。
パブリック・ファースト・ロー・センターは、イザベラちゃんの養子縁組と里親の記録の一部を公開するよう家庭裁判所に申し立てた。同法律事務所は、カルア夫妻の親としての適性に関する福祉局の報告書と、裁判所がイザベラちゃんの里親を承認した理由を示す記録の公開を求めている。
申し立てによると、カルア夫妻は過去に重罪を犯しており、イザベラちゃんが里子であった間に金銭的な問題を抱え、破産申請までしていた。さらに、虐待とネグレクトの深刻な兆候があったにもかかわらず、州はカルア夫妻を里親としてイザベラちゃんを預け、その後養子縁組するよう勧めたと付け加えている。
家庭裁判所の記録はプライバシー法で保護されており、法律の専門家からはしばしば「ゴーストケース」と呼ばれている。専門家や擁護者たちは、家庭裁判所でイザベラちゃんに関するこれらの文書を公開することは、国民の疑問に答えるために非常に重要であると述べた。
なお、カルア容疑者夫妻は、イザベラちゃんの幼い姉妹3人の親権を現在も保持していると見られており、疑問視する声があがっている。3人の姉妹は2021年9月13日にカルア家から引き離され、児童福祉サービスの監督下に置かれたが、家庭裁判所の手続きや書類は一般には公開されていないため、現在の状況についてはほとんどわかっていない。
カルア容疑者夫妻は現在、オアフ島コミュニティ矯正センターに収監され、裁判を待っている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.2.16)