【世界のこぼれ話】ほぼ裸のサウナ利用者がフィヨルドから2人を救出 ノルウェー
先週、ノルウェーでは、マントではなく腰にタオルを巻いたヒーローたちが、冬の海に転落した2人を救助したとAP通信が伝えている。
1日(木)、ノルウェーの首都オスロのアーケシュフースストランダ地区の岸壁を走っていた車が、フィヨルドの海に転落した。アーケシュフースストランダは、首都オスロにある、絵のように美しい中世の要塞と城のふもとにある船が停泊するエリアだ。
目撃者がノルウェーのVG紙に語った情報によると、車は、停止した後、突然加速して海に落ちたという。 同紙によると、運転手はギアがパーキングに入っていると思いアクセルペダルを踏んだという。
車が落下したすぐ近くには、海上でサウナを楽しむ「サウナいかだ」が停泊していた。車に乗っていた2人は沈没する車から脱出し、車の屋根の上に登り、サウナいかだが車に近づいて2人を救出した。
サウナいかだの船長のニコレイ・ノルダール氏は、「脱出した人たちに全速力で向かい、車が沈む寸前にたどり着いた」と語った。いかだが近づくと、サウナに入っていた2人の利用者は、腰にタオルを巻いたほぼ裸の状態で車の屋根から2人をいかだに乗せた。そして、海の水で冷えた体をサウナで温めたという。
オスロのフィヨルドで営業している木製のサウナいかだは電動式で、人々はこの地域の自然の美しさを楽しみながら、北欧で愛されているサウナに安心して参加することができる。
その後、車は海から引き上げられたという。
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