ハワイ州では公安局が撤廃され、1日(月)より、受刑者の管理は矯正リハビリテーション局が担当し、州が担当するパトロール、犯罪捜査、さらには起訴は新しい法執行局(DLE)が担当することになったとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
司法長官局、運輸局、旧公安局の麻薬取締部と保安官部にいた州公務員、捜査官、サポートスタッフは、カカアコのひとつ屋根の下でひとつのチームに統合された。この新生DLEは州法執行のスーパーエージェンシーとして、犯罪と戦うための新しいアプローチを取っていくという。
DLEのジャレッド・レデュラ副局長は、公安局の矯正部から分離したことで、限られたリソースを、異なる使命を持つ部門と奪い合うことがなくなったとし、「標準化されたシステム、標準化された訓練。われわれの執行官は、よりプロフェッショナルに、より良く一般に奉仕することができる」と語った。
DLEでは、ジョーダン・ロウ局長のもとで同じ方針とリーダーシップを発揮することで、犯罪をより迅速かつ効率的に解決し、説明責任を向上させることを目標としている。レデュラ氏は、「手元にある証拠品を持って、これらの人々と顔を合わせることができ、どのように事件を捜査するのか、どのように起訴するのか、戦略を練ることができる」と語った。
DLEは、400人以上の職員枠のうち、約15%の採用を積極的に行っている。全国的に警察官の数が不足しているため、DLEは89日採用のインセンティブを利用し、人数と経験のギャップを埋めることを検討している。レデュラ氏は、「89日採用の職員は他の職員の教育にも役立つし、彼らの経験が犯罪解決に役立つことも多い。我々は一丸となって職務にあたる。取り組む仕事は天職であり特別なもので、なんとしてもやり遂げなければならない」
DLEの詳細はこちら。
https://law.hawaii.gov/
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(日刊サン 2024.1.5)