チビ（猫）が我が家にやってきてもうすぐ3年。あっという間だったなあ。健やかに成長してよかったよかった。と喜んでいたら、3周年を目前に大変なことが起こったのだった。

　11月15日水曜日。夕方帰宅すると、チビの右目が腫れている。え、なぜ？ 朝はなんともなかったのに。眼球は問題ないみたいだけれど、まぶたの上も下も腫れている。これじゃ殴られたボクサーみたいじゃん。かわいい顔が台無しだよ！

　心配のあまり地獄の底に落下したような気分になりましたが、チビはいたって元気。「お腹すいたー、ご飯ー！」と走り回っている。あまり痛くないのか、私を気遣っているのか、どっちなの？

　この日、チビは外に出ていない。ということは、家の中でケガをしたということになる。我が家には猫窓が設置できないので、チビは我々が休みの日だけ外に出るというパートタイム外猫なのである。

　家の中を確認したけれど、何かが落下した形跡はない。ゲッコーでも追いかけていて、勢い余ってどこかに激突したとか？ でもどこに？ まさか家を抜け出したってことはないし。密室でいったい何があったのか？

　分からないまま、とりあえず様子をみること2日。ようやく腫れがひいてきた。と思ったら、まぶたの上に小さい傷が出現。自分でひっかいたのか、ほんの少し血がにじんでいる。たいした傷ではなかったので、消毒だけしておいた。

　日曜日。腫れはすっかり治まり、傷もだいぶよくなった。傷のまわりがちょっとハゲてるけど。元気いっぱいに庭を駆け回り、ゲッコーも捕まえまくっている。もう大丈夫そう。よかった。

　と、ここで突然思い出した。そういえば、先週の日曜日、家の中に蜂がいたんだよね。外に出そうと思ったけれど、気づいた時にはすでに見失ってしまった。すごく寒い日で、蜂はかなり弱っていたからあまり気にしていなかったのだけど。

　もしかしたら、チビはあの蜂に刺されたのかも？ おもしろがって追いかけていたら、返り討ちに……。

　ありえる。めっちゃありえる。

　というわけで、事件発生から4日後、ようやく密室のトリックを解明したのであった。

　その後ケガはすぐによくなって、11月21日火曜日には無事に3周年を迎えることができました。あー、よかった。

　そういえば、1周年のときも似たようなことがあったんだよね（12/10/21のコラム参照）。チビたんよ、来年はそういうサプライズはいらんからね！