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【ハワイニュース】ワイアルア水系から有毒物質が検出

ハワイ州保健局(DOH)は、ワイアルアの水道から採取された水のサンプルから、パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(poly- and perfluoroalkyl substances:PFAS)が初めて検出されたと報告したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

PFASは1940年代から消費者製品に広く使用されている製造化学物質で、カーペットや衣類、家具の生地、食品の紙包装、その他防水、防汚、非粘着性を目的とした素材に使用されてきた。また、消火用泡の成分でもある。なお、あるレベルのPFASに触れると、一部の癌、免疫や発育への影響、生殖能力の低下などのリスクが高まる可能性があることが研究で示されている。

今回、PFASが検出されたワイアルア・シュガーポンプ2給水システムは、オアフ島北西部の約500人に給水している。DOHは16日(木)の電子メールで、ラボレポートによって確認された物質の最初の検出を通知されたと述べた。検査報告書の日付は8月30日(水)と11月13日(月)であった。

検出されたPFASレベルは、パーフルオロオクタン酸(PFOA)とパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)について、米国環境保護庁(EPA)が提案する最大汚染物質レベルである1リットルあたり4.0ナノグラム(飲料水として許容される最高レベル)を下回っている。また、計算された「ハザード指数」は0.015で、EPAが提案した適合基準値1.0を下回っている。

DOHが発表した、ワイアルアシュガーポンプ2給水システムで検出されたPFASレベルは下記のとおり。

PFOA:1リットルあたり2.1~2.4ナノグラム
PFOS:1リットルあたり3.1~3.7ナノグラム
PFBS:1リットルあたり2.6~2.9ナノグラム
PFPea:1リットルあたり2.5〜2.7ナノグラム

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画像:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.11.30)

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