ホノルル警察(HPD)は、22日(木)、ワイマル地区でショベルカーを使ったATM強盗が発生したことを発表し、ホリデーシーズン中の強盗に対して市民に注意を呼びかけている。
KHON2の報道によると、事件が起きたのは、3日(金)の午前3時20分頃、ワイマル・ショッピングセンターにある「カブキ・レストラン」の前に設置されたATMを、ショベルカーを使って何者かが引き剥がそうとしたという。HPDが22日(木)に公開した防犯カメラの映像には、ショベルカーがATM強奪を何度か試みた後、結局ATMが近くで待機していたトラックの荷台に投げ入れられる様子が映し出されている。
ホリデーシーズンにATMが盗まれたのは今回が初めてではない。警察当局によると、窃盗犯は2021年11月、ケアウモク・ストリートのATMを斧で壊し、チェーンで引きちぎってトラックに積み込んだという。また、「レインボー・ドライブ・イン」では、2021年11月に2回、カパフルの店舗からATMを牽引して持ち去ろうとする事件が起きている。
ハワイ小売商(Retail Merchants of Hawaii)のティナ・ヤマキ会長は、「こういった人々は、機械の中に現金があるので、ただでお金を手に入れる簡単な方法だと思っている」と語った。
警察当局によると、ワイマルのATM強奪に使用されたショベルカーとトラックは、盗まれたもので、容疑者は2人とも頭からつま先まで白いボディスーツを着ていたという。カブキ・レストランの客であるダン・チャー氏は、「おそらく使い捨ての防護服だろう。この男たちは、自分たちの身元だけでなく、この犯行から逃れるために使用した車両や機材を偽装するために、かなり前もって計画を練っていたのだろう」と語った。
なお、事件発生当時、レストランには客や従業員はおらず、店自体には大きな被害はなかった。
ヤマキ氏は、防犯カメラを目の高さに設置することが犯罪の抑止力につながるとし、「玄関の外や、ガラス戸のすぐそば、奥まったところなど、簡単にはアクセスできないところに設置することがポイントだ」と語った。
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