サンディ・ビーチ・パークで、アオウミガメ(ホヌ)の最後の一匹が孵化したため、16日(木)の夜から照明の点灯が再開されることになったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ホノルル市公園レクリエーション局(DPR)は、ホヌの子ガメが安全に海へ渡ることができるよう、公園の一部の明かりを一時的に消灯していた。これは、自然光に頼って海へ出る亀や海鳥の雛の方向感覚が人工的な光によって失われるのを防ぐための措置で、野生生物当局の要請によるものである。
7月中旬、サンディ・ビーチでは、6つのホヌの巣のうちの最初の巣が発見された。巣は、海岸線の吹き溜まり側からライフガード・タワー4Bに至るまでの区間で点在している。
海鳥の幼鳥も、ホヌの子どもと同じように人工的な照明によって方向感覚を失い、疲れ果てるまでその周囲を旋回した後、捕食者に襲われたり車に轢かれやすい地面に落下する。海鳥の落下シーズンは9月に始まり、12月まで続く。
DPRは、ニュースリリースにて、「連邦の自然保護活動家は、サンディ・ビーチの海岸線に沿ったウミガメの巣のうちの最後の巣が月の初めに孵化したこと、新月の期間に海鳥のために追加の時間が与えられたことを確認した。これらのライトを消すことで、ホヌや海鳥の雛が野生への最初の航海をする時に、人工的な光が彼らの方向感覚を失わせさせるリスクを減らすことができた」と述べた。
ホノルル市は、公園の照明が島の野生生物に与える影響を軽減する方法について、連邦および州の自然保護活動家と協力し続けている。DRPは、「この希少なウミガメの営巣活動期間中のカイヴィ・コミュニティの支援と援助に感謝する」と付け加えた。
シェアする