マウイ島中南部のケアリア池(Kealia Pond)では、ここ1週間半ほど、池の水がショッキングピンクになっており、地元住民やSNSで話題になっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
マウイ島の会社経営者で写真家のトラヴィス・モリン氏は、最初、友人たちから池のことを知らされたという。「池のそばのシュガー・ビーチの水がピンク色だと聞いたというので、私は『まさか。ピンク色になんてなるはずがない』と思っていた」
しかし、モリン氏がケアリア池をたまたま車で通りかかったところ、池の水は、液体胃腸薬の「ペプトビスモール」のような鮮やかなピンク色をしていた。同氏はこの不思議な光景をインスタグラムに投稿し、わずか12時間で3000近くの「いいね!」を獲得した。
米国魚類野生生物局はこの自然区を監督しており、ピンク色の水がここ9日間この場所で発生していたことを確認している。同局によると、色の変化は塩分濃度の高い水域で見られるハロバクテリアの一種が原因だという。なお、ケアリア池は海水の2倍の塩分濃度がある。
この水がピンク色になる現象には毒性はないと見られており、水質サンプルはハワイ大学に送られ、さらなる検査が行われている。
いつまで続くかは不明だが、人々はこの珍しい光景を楽しんでいる。ワイルク在住のDJバートン氏は、「とても美しく、本当に、本当にクールだ。今まで見たことのない光景だ。何千回とここを通ったが、ピンク色を見たのは初めてだ」と語った。
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