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【ハワイニュース】CVSなどの点眼薬に感染リスクの危険性

食品医薬品局(FDAは、失明につながる感染症の危険性があるとして、20数種類の市販点眼薬を使用しないよう消費者に警告している。また、危険なレベルの鉛が含まれている可能性があるとして、幼児・子ども向けに販売されているピューレ入りフルーツパウチのリコールも発表している。

ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、FDA27日(金)に発表した声明で、CVSヘルス、ターゲット、ライト・エイド、カーディナル・ヘルスを含む6社が販売する潤滑点眼薬を使用しないよう呼びかけており、これらの商品の購入者は直ちに使用を中止し、薬局や店の棚に残っているものは購入しないようにと警告している。

FDAの査察官が、点眼薬を製造している施設で不衛生な状態と細菌を発見したことを受け、同局は先週、各社に製品の回収を要請した。工場の所在地や検査時期については明らかにされていない。

発表の時点では、この製品に関連した負傷者は報告されていないが、FDAは医師や患者に対し、FDAのオンライン報告システムを通じて症例を提出するよう奨励している。

今年に入り、連邦政府当局は、薬剤耐性菌の発生と「エズリケア」社および「デルサム・ファーマ」社の点眼薬との関連性を指摘した。米国疾病予防管理センター(CDC)の最新情報によると、米国内で80人以上がこの稀な細菌株による眼感染症に陽性反応を示している。

2月に製品がリコールされた後、保健検査官が点眼薬を製造していたインドの製造工場を訪問し、無菌対策が不十分なことを含め、製造方法や検査方法に問題があることが発覚した。

また、AP通信の報道によると、FDAは、「ワナバナ (WanaBana)」アップルシナモン・フルーツ・ピューレ・パウチに関し、危険なレベルの鉛が含まれている可能性があるため、購入したり提供したりしないよう保護者や介護者に警告しており、この商品を食べた子どもは、鉛中毒の可能性があるため検査を受ける必要があるとしている。

ノースカロライナ州の4人の子どもの血液中に、このピューレ製品に関連した高濃度の鉛が検出されたという。ノースカロライナ州保健当局が複数のロットの製品を分析したところ、「極めて高い」濃度の鉛が検出された。FDAはこの結果を確認し、急性毒性につながる可能性があると述べた。

該当のフルーツパウチは、サムズクラブやダラーツリー、アマゾンを含む全国で販売されていた。フロリダ州コーラルゲーブルズを拠点とするワナバナ社は、すべてのロットコードと賞味期限の商品をリコールした。

鉛はあらゆる年齢の人に有毒だが、特に子どもには有害とされている。ほとんどの子どもには明らかな症状がないため、鉛中毒かどうかを調べるには血液中の鉛濃度を調べるために検査を受けることが重要である。FDAによると、鉛に短期間さらされた場合、頭痛、腹痛、嘔吐、貧血などの症状が出ることがあるという。

米国小児科学会(AAP)によると、鉛のような重金属は、土壌や空気、水、工業プロセスから食品に混入する可能性があるという。鉛への暴露は、脳や神経系にダメージを与え、成長や発達を遅らせるなど、子どもの健康に深刻な害を及ぼす可能性がある。なお、AAPは、安全な鉛暴露レベルに関しては不明であるとしている。

FDAによるリコール詳細ページはこちら

https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/fda-advises-parents-and-caregivers-not-buy-or-feed-wanabana-apple-cinnamon-fruit-puree-pouches

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画像:Nikkan San

 

(日刊サン 2023.10.30)

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