21日(土)、ノースショアのワイメア渓谷にて、バナナの繊維がどのように織物に使われるのか、樹液がどのようにカパを飾る染料として使われるのかなどを知ることができる「カ・マイア・ホオラウレア/バナナ・フェスティバル」が開催されるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
「スローフード・オアフ」が共催する同フェスティバルは、今年で2回目となる。21日(土)の午前10時から午後2時まで開催され、午前9時からは栽培方法についての特別講義が行われる。
さまざまな種類のバナナが試食できるだけでなく、ココヘッド・カフェやナミカゼ・ハワイなどのレストランのシェフによるバナナ料理の試食も提供される。
40年以上ラウハラ織りとカパ作りのマスターであるウェスリー・セン氏は、フェイ・バナナの木から採れる珍しい紫色のバナナ樹液を初めて展示する。彼はこの樹液を染料として使い、南太平洋では「カパ」または「タパ」と呼ばれるハワイの樹皮布に装飾模様をプリントする。
フェイ・バナナはサモアや南太平洋の他の地域で盛んに栽培されている。セン氏は1980年代にサモアの著名なタパ・アーティストであるメアリー・J・プリチャード氏に師事し、紫色の樹液は王族のために作られるタパのためのものだと聞いたという。
バブス・ミヤノ・ヤング氏がバナナ繊維プリントのブースを担当する。参加者は自分のTシャツを持参してデコレーションするか、白紙のTシャツを購入することができる。マヒナとシェリル・プカヒ氏はラウハラとバナナ繊維織りを実演する。
また、イベントではさまざまな種類のバナナの苗木や、バナナに関する書籍などが販売される。
午前9時からは、サクター・スミス氏がバナナ料理の伝承、植物の歴史、最適な栽培方法について1時間のレクチャーとスライドショーを行う。参加希望者はチケット持参のうえ、午前8時45分までにワイメア渓谷に集合しよう。
前売りチケットは$10、当日券は$12で、これにはワイメア渓谷の入場料が含まれる。また、12歳以下の子どもは無料となっている。
イベントの詳細、前売りチケットはこちら。
https://www.eventbrite.com/e/come-to-the-banana-festival-at-waimea-valley-ka-maia-hoolaulea-tickets-711714034837
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