ホノルル市では、2022年後半の時点で、象徴的なハワイのレインボー柄のナンバープレートを2024年に廃止すると発表していたが、少なくとも約15年は同デザインのものが継続される見込みであることがわかったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
リック・ブランジャルディ市長が毎週配信している音声番組「ワン・オアフ・ポッドキャスト」の9月28日(木)の最新エピソードにて、ホノルル市カスタマーサービス局のキム・ハシロ局長は、レインボー柄ナンバープレートの最新情報を発表した。
ハシロ氏によると、1981年から1990年までのナンバープレートはハワイの戦士が描かれたもので、アルファベットのAからDまでが使用された。翌1991年からオアフ島でレインボー柄のナンバープレートが発行され、アルファベットのEから始まったという。
2024年のレインボー柄廃止の決定は、現在のアルファベットと数字の組み合わせが尽きることが理由だったが、レインボー柄デザインに使用されていないAからDまで、そしてYを取り入れることで、使用できる期間が15年ほど延長されることとなった。
白地にカラフルな虹が弧を描き、文字と数字が黒でエンボス加工されたデザインは、ホノルル市民から愛されており、2024年の廃止が発表された後、多くの人からデザイン継続の声が寄せられたという。また、デザイン性だけでなく、視認性も高いため、ホノルル警察もこのレインボー柄ナンバープレートを高く評価していた。
ハシロ氏はポッドキャストにて、「他の郡と協力して決めたのは、レインボープレートを最大限に活用することだ。今、ハワイ郡はZ、オアフ島はW。AからDはレインボー柄のプレートとして発行されたことはない。そのため、YとAからDの使用を含めれば、少なくとも15年以上は同デザインのプレートが使えると見込んでいる。各郡の意見を総合し、最終的にそうすることに決定した」と語っている。
ワン・オアフ・ポッドキャストの聴取はこちら。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.10.3)