野生化したニワトリはハワイの各島で多く見られるが、オアフ島ではニワトリの徘徊はそれほど歓迎されていないようだ。ここ何年もの間、住民から苦情が寄せられていたが、ホノルル市はこのほど、住宅所有者がニワトリの迷惑行為から解放されるよう、最新の措置を講じたとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
ホノルル市は、14日(木)、敷地の所有者が市の指定業者である「サンドウィッチ・アイル・ペスト・ソリューションズ」社の新しいケージと処分サービスを利用できるようになったことを発表した。
市当局によると、このサービスはあらゆるタイプの不動産所有者に開放されており、業者に電話(808-456-7716)またはウェブサイト(https://www.sandwichisle.com)から直接依頼をする必要があるという。
市顧客サービス局のキム・ハシロ局長は、「個人不動産所有者向けのケージと処分サービスは、オアフ島における野良ニワトリの個体数をコントロールするための包括的な解決策を特定し、支援するための最新の取り組みである」と述べている。
住民からは野良ニワトリに関する鳴き声や排泄物への懸念、造園への影響などの苦情が寄せられており、市が一般の不動産所有者向けに行動を起こすきっかけとなった。以前は、市の害虫駆除業者によるニワトリの駆除は、公園や市営ゴルフ場などの市有地のみで行われていた。
昨年、市はニワトリ捕獲の試験プログラムを実施したが、2カ月間で7000ドルのコストが費やされたにもかかわらず67羽しか捕獲できなかった。ニワトリ1羽につき約100ドルもの捕獲費用がかけられたことに非難の声が上がっていた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.15)