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【ハワイニュース】焼け跡から生後7週間の子猫を救出 ラハイナ

マウイ島でペットの保護活動を行う「マウイ・ヒューマン・ソサエティ」(MHS)によると、ラハイナから運び出された動物は合計444匹で、そのうち115匹は13日(水)の時点で飼い主と再会しているとKHON2が伝えている。

MHSのディレクターであるリサ・ラブレック博士によると、保護された動物の大半は猫であるという。「猫たちは道路脇の雨水排水管に下りて、火災を乗り切ることができた。悲しいことに、おそらく犬にはそのような感覚はなく、また排水管を下りるには大きすぎたのだろう」

これまでに10回山火事に対応している猫災害捜索救助スペシャリストのシャノン・ジェイ氏は、ラハイナの消失地帯に何十台ものトレイルカメラを設置しており、赤外線画像によって救助が最も優先されるネコを探し出している。同氏は、これらのカメラは人間がそこに一晩中いなくても情報を得ることが可能だとし、「猫たちがどのような状態なのか、すぐに救出が必要だとされる基準に当てはまるかどうかを判断できる。ほぼ毎晩確認している」と語った。

MHSによると、13日(水)時点で300匹以上の猫が救出されたという。しかしジェイ氏は、あと500匹はいると推定している。

ジェイ氏にとって、最も印象に残っている救出は、9日(土)に発見した生後7週間の子猫だったという。この子猫は、88日(火)の大火災発生時、生後わずか3週間ほどだった計算になる。同氏は、「最初に感知してから数日間、この子猫を見つけて救出すべく、探査レーザーをフル稼働させた。そして2日前の夜に救助することができた」と語った。

「どうやら取引は成立したようだ。このおチビちゃんは私と一緒に家に帰ることになったよ」

子猫は、ハワイ語で勇気を意味する「コア」と名付けられた。

ハワイの州法は保護施設に対し、ペットが保護施設に持ち込まれてから30日以内に飼い主とペットを再会させることを義務づけている。「現在はそれをさらに60日間延長しているので、保護されてから最低90日間は再会の機会がある」とラブレック博士は語る。

MHSのウェブサイトでは、発見されたペットの写真や情報を随時更新している。詳しくはこちらhttps://www.mauihumanesociety.org/services/lost-found-pets/found-pets/

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写真:mauihumanesociety.org

 

(日刊サン 2023.9.15)

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