【ハワイニュース】パーキングメーター設置、間もなく完了 無料期間終了へ ホノルル
ホノルル市では、今年1月から、チャイナタウンからワイキキまでの地域で路上パーキングメーターのアップグレード作業に伴い、無料での駐車を許可しているが、作業が終わりに近づいているため、無料駐車は18日(月)で終了する見込みだ。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、市当局は、4200台の4G対応パーキングメーターを今年末までに設置するという目標を達成しつつある。この設置は、今年1月、2Gと3Gの技術を搭載していた約2200台の無線クレジットカード式パーキングメーターが、キャリアの「ベライゾン」が4Gへのアップグレードを実施した後に使用できなくなったことに由来する。
この切り替え作業のため、ホノルル市では1月から9月までの9カ月間、該当のパーキングメーターでの無料駐車を余儀なくされた。期間中、市は約170万ドル(約2億5000万円)の収入を失ったと推定している。
市交通サービス局(DTS)のロジャー・モートン局長は、13日(水)午後に行われた記者会見にて、「以前のデジタル式2Gメーターに互換性を持たせるため、約2100個のメーターヘッドを追加した。これらは、以前のパーキングメーターよりも容量が大きく、より高度なモデルだ」と語った。また、市はクレジットカード決済を可能にするため、コイン式メーターのアップグレードを行い、路上と路外駐車場のすべてのメーターが年末までに変換される予定だという。
さらに18日(月)からは、パーキングメーターの取り締まりも強化される。ホノルル警察(HPD)によると、パーキングメーター違反の罰金は通常35ドル。HPDのステイソン・タナカ警部補は記者会見で、「コイン式のパーキングメーターもまだあるが、それらも取り締まりの対象となる。路上駐車も路上外駐車も取り締まる」と述べた。
ホノルルのパーキングメーターは年間約500万ドル(約7億3000万円)の収益を市にもたらすと見られている。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.14)