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【ハワイニュース】駐車制限区域条例案、賛否が分かれ否決

オアフ島全域に駐車制限区域(Restricted Parking ZonesRPZ)を設ける条例案について、ホノルル市議会は54で否決した。駐車許可証の価格やRPZの規則制定権の所在などの詳細について、議員らの意見は一致しなかったとKHON2が報じている。

現在、カリヒ・バレーの一角で、試験的にRPZが設けられている。住民のリン・マクドナルドさんは、この近隣で路上駐車が整理され、見知らぬ車が減ったことに気づいたと言う。「駐車場事情は本当にひどく、働いている人たちが帰宅して、駐車する場所がなかった。この地域に住んでいない人がたくさん駐車していた」

マクドナルドさんの近隣の道路標識では、午後6時から午前6時までは路上駐車が禁止されている。RPZ許可証が掲示されていない限り、無断駐車は交通違反になる可能性がある。

カリヒ・バレーで試験的に実施されているRPZを正式に導入し、島の他の地域にも導入するための法案の最終読会は、6日(水)の市議会で頓挫した。議員たちは、現在提案されている駐車許可証の費用に同意しなかったのだ。エスター・キアアイナ議員は、許可証の費用は提案されている100ドルよりも高くすべきだと述べた。

また、誰が将来のRPZを提案し、それを修正すべきかについても意見が分かれた。条例案を提出したタイラー・ドス・サントス=タム議員は、交通サービス局(DOT)の局長が権限を持つべきだとし、「これはDOTが検討すべき問題だ。市議会で枠組みや基準を作り、それから進めることができる」と述べた。一方、トミー・ウォーターズ市議会議長は、「任命された役人ではなく、議会が決定すべきだ」と主張した。

市議会の大多数は、RPZはカリヒ・バレー近隣にとって機能してきたプログラムであり、彼らからそれを取り上げたくないという意見で一致した。ドス・サントス=タム議員は、「近隣住民は長い間このプログラムが恒久化されることを望んでおり、可能な限り早く実現すべきだ」と述べた。

同法案は12日(火)の交通委員会で再度審議される。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.9.7)

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