東太平洋をハワイ諸島に向かって進むハリケーン・カルビンが、カテゴリー2へと勢力を強めているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
国立ハリケーンセンターによると、13日(木)午後5時の時点で、カルビンは風速100マイル(時速約160キロ)近くの強風を伴っているという。時速15マイル(時速約24キロ)で西に進み、メキシコのバハ・カリフォルニア南端の南西約960マイル(約1545キロ)に位置している。
同センターの予報によると、カルビンは今後1日ほどさらに勢力を増し、その後冷たい海域に到達し、徐々に弱まる見込みだ。
ハリケーン級の強風は暴風雨の中心から25マイル(約40キロ)まで、熱帯暴風のような強風は90マイル(約145キロ)まで広がっている。気象モデルは、暴風雨をハワイ諸島に接近させる方向で一致しているが、その頃には威力が弱まっているだろうと予想されており、カルビンは週末までに再び熱帯低気圧に格下げされる見込みだ。
カルビンは、2016年7月のハリケーン・ダービーや1993年7月のハリケーン・ユージーンと同じような進路を取っている。この2つのハリケーンは大雨と洪水をもたらし、ハワイの島々に上陸した最初の熱帯低気圧だった。
低気圧に伴う熱帯の濃密で高い湿気は、貿易風に突風をもたらし、広範囲に雨を降らせ、低レベルの洪水を引き起こす可能性がある。
カルビンとともに、東海岸では波が高くなり、離岸流が発生する可能性がある。現在の予報では、ハワイ島では、暴風雨の最初のものが観測されると見られている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.14)