ハワイカイにある人気のハイキングスポット、ココ・クレーターの山頂にある新しい展望台が完成したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
6月29日(土)、ホノルル公園レクリエーション局は、ソーシャルメディアへの投稿にて、ヘリコプターを使った展望台の新設作業が完了したことを発表した。
これまで頂上にあった金属製の格子状のプラットフォームは老朽化が進んでいたため、6月初旬からこの古いプラットフォームを解体し、新しいものに取り替える42万6800ドルのプロジェクトがスタートしていた。
古いプラットフォームは、第二次世界大戦時にレーダー・ステーションの上部として使用されていたものだ。かつては頂上まで物資を運搬するための路面電車が通っており、その線路跡が現在のトレイルとなっている。米軍は電車とプラットホームを廃止し、1966年にホノルル市に引き渡した。その後も、残されたプラットフォームは、山頂にて展望台のような役割を果たしていた。
トレイルは6月、ヘリコプターによる山頂への資材運搬のため、4日間にわたって閉鎖された。新しい展望台は、手すりに囲まれた約71平方フィート(約2坪)の展望スペースがあり、階段でアクセスできるようになっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.5)