2日(土)、病院へと向かうためにH-3ハイウェイを走行中の車の中で、出産が始まり、トンネルを通過した直後に赤ちゃんが無事に生まれたとKHON2が伝えている。
妊婦のアリソン・ブラウンリーさんは、出産予定日を約2週間後に控えた2日(土)、陣痛を感じさらに間隔が短くなったため、夫といとこと一緒に自家用車で病院へと向かった。両親は電話でカイザー・パーマネンテ・モアナルア・メディカル・センターに出産間近であることを伝えたが、H-3ハイウェイでは赤ちゃんは別の計画を立てていた。
ブラウンリーさんは、赤ちゃんが今にも生まれそうな気配を感じたという。「これは、いきまないといけないと思った。GPSを見ると、到着時間は22分と出ていたが、間に合わないと感じた」と語っている。
車の運転は夫が行い、後部座席にはいとこが座っていた。ブラウンリーさんは、助手席で神に祈った。「来る、と思ったら突然、赤ちゃんが手の中にいて産まれていた。神様が無事に出産させてくれた。私がマーシー(赤ちゃんの名前)を抱き上げると、夫もハッとして、気道を確保して泣き声を上げさせるようにと言った」
マーシーちゃんの出産はH-3トンネルを抜けた直後に起こった。彼らは最終的に救急隊員に病院へ搬送してもらうよう911に電話した。
しかし、ブラウンリーさん夫妻が車内で赤ちゃんを迎えたのはこれが初めてではない。第2子は緊急治療室の建物の外で生まれ、出産の最中には看護師が外に駆けつけていた。ブラウンリーさんは、「私の6歳の子どもに、叔母が“赤ちゃんは車の中で生まれたよ”と告げると、“またか”という反応だった」と語った。
マーシーちゃんは、現在、ライエの自宅で他の家族と一緒に暮らしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.5)