ハワイ州公認の無料新型コロナウイルス接触通知システム「アロハセーフ・アラート」アプリが、間もなく停止されるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
alohasafealert.orgのウェブサイトに掲載された注意書きによると、連邦政府のCOVID-19公衆衛生緊急事態宣言の終了に合わせ、11日(木)にアプリは利用できなくなる。
2021年の年明けに州が正式に展開したこのアプリは、Bluetooth技術を使い、他の携帯電話と匿名で通信し、新型コロナウイルス感染者と接触した場合に警告を出すためのものだった。
ウイルスの拡散を遅らせるために、ハワイ州保健局がaioデジタルおよびハワイ・エグゼクティブ・コラボレーティブと提携して立ち上げたもので、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードが可能だった。
州保健局が新型コロナウイルス陽性者を確認すると、アプリユーザーに認証コードが送られ、48時間以内に接触の可能性があることを匿名で周囲に通知することができる。
この通知は、過去14日間に携帯電話が互いに近接し、6フィート(約1.8メートル)以下の距離で15分以上経過していた場合に発動される。
2021年7月、アプリの起動回数が100万回に達した。2022年6月にはアプリは進化し、ユーザーが自宅での検査で陽性となったことを自己申告できるようになった。
なお、州保健局は、ユーザーのプライバシーは保護されており、GPSの位置情報や個人を特定できる情報は収集・保存されていないと述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.5.10)