ホノルル市議会は、長年の建設遅延を経ていよいよ7月から一部開通を予定しているホノルル鉄道に関し、新しい公共交通規則を可決するために動いているとKHON2が報じている。
交通サービス局のロジャー・モートン局長によると、サービスアニマル(介助動物)の乗車は許可されるが、リーシュ等につなぐか、飼い主が膝の上に抱くなどして、他の席を取らないようにしなければならないという。
モートン局長によると、もし動物が乗車してきた場合、運転手はそれがサービスアニマルかどうかを確認するよう指示されているという。「乗客がサービスアニマルだと断言した場合、その動物が(他の乗客にとって)迷惑となったり、脅威となるようなことがない限り、乗車が許可されることになっている」
公共交通機関は繊細な場所とされ、武器の持ち込みは禁止される。また、タバコや電子タバコの使用も禁止される。
また、ヘッドホンを使用する場合を除き、楽器や音の出る機器の使用は禁止されている。飲酒や食事も禁止されるが、袋入りの食料品を持ち運ぶことは可能となっている。
これらの乗車ルールは、将来的に、特に鉄道路線が空港まで伸びた時点で、いくつかの変更が予想されている。バスの乗客は通路に荷物を置くことができないが、鉄道は手荷物やその他の大きな荷物が持ち込まれることを念頭に置いて設計されている。
モートン局長は、最終的には交通システム全体で多少の荷物の持ち込みができるように条例を改正するべきであるとしている。同局長は、「空港にいる人が鉄道に乗ってシビックセンターやアラモアナまで行き、“手荷物条例があるから旅を続けられない”と言われるのは困るだろう」と述べ、航空会社の機内持ち込み規定に従って、そのサイズの手荷物は許可するのが妥当だろうと語った。
公共交通条例の詳細はこちら。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.5.3)