世界で広く知られている炭酸飲料の「ファンタ」が、身に付けられる香水になったとネクスターが伝えている。
コカ・コーラ社が所有するファンタは、12日(水)に同社初の限定フレグランス「セント・オブ・ファンタ(Scent of Fanta)」を発表、13日(木)の午後12時にオンラインで販売が開始され、1分も経たずに完売した。
この香水は、鮮やかな色のファンタ・オレンジの「身に付けられるバージョン」として開発されたもので、ファンタ社の説明によると、「鮮やかでジューシーなオレンジエッセンスの泡立ちに、タルトライムのきらめきとソフトシュガーの甘いひとふりが加わった」という。
ファンタ社によると、オレンジの香りのフレグランスは感覚を目覚めさせる効果があり、この香水によっていつでもどこでもファンタ・オレンジの元気の出る香りを吸い込むことができると説明している。
この香りを作るにあたり、ファンタ社は、時に衝撃的な香りを使ったプロモーションを実験する他の多くの企業に参加したという。
2022年、「ヴェルヴィータ」は、「リッチでクリーミーな質感とチーズのようなとろける美味しさ」を連想させるチーズの香りのマニキュアを発売した。2019年、「ダンキン」はキャンドルメーカーと提携し、家々をコーヒーとドーナツの香りで満たした。そして8年前、「バーガーキング」は「ワッパー」グリルビーフバーガーの香りのする限定コロンを発売している。
ファンタ社の広報担当者によると、ロサンゼルス、アトランタ、トロントに設置された香りの壁画では、ファンタが改良したファンタ・オレンジ飲料にインスパイアされた「セント・オブ・ファンタ」の香りを嗅ぐことができるという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.14)