オアフ島カポレイの企業「トゥルータグ・テクノロジー」(TruTag Technologies)が、スマートフォンのアプリを使って処方箋薬の偽造を見分けるスキャンコード技術を開発中であるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
同社は、マイクロタグを数千個に分割されたシリコンウエハースに貼り付ける技術を開発。その破片を錠剤のコーティングに混ぜ合わせ、アプリを使って錠剤をスキャンすると、錠剤の情報が読み取れるという仕組みだ。
同社COOのリードホルム氏は、オンライン薬局を利用する人々にとってこのシステムは重要になると語る。また、処方箋の錠剤を違法に共有して自己投薬する人々が、自分が服用している錠剤が偽造品でないことを確認するためにも有用であるとしている。
この技術は現在、医薬品メーカーによる臨床試験の段階に入っており、同社は今後数年のうちに広く普及することを期待している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.11)