ハワイで販売された冷凍イチゴと乳児用粉ミルクがリコールの対象となっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
今回リコールされた冷凍イチゴは、ハワイのコストコが販売するカークランド・ブランドの冷凍オーガニックストロベリーの4パウンド(約1.8キロ)入り袋で、A型肝炎の発生が理由で処置の対象となっている。
リコールの対象となるのは、下記ロット。(商品パッケージの裏面に記載)
140962-08
142222-23
142792-54
142862-57
142912-59
142162-20
142202-21
142782-53
142852-56
142902-58
142212-22
142232-24
142842-55
問題となっているロットは、ハワイをはじめ、ロサンゼルス、サンディエゴのコストコにて販売された。なお、現時点では同商品からA型肝炎は検出されていないが、慎重を期して使用を禁止するよう呼びかけられている。
コストコでは17日(金)、リコール対象商品の購入者に返品を呼びかけたが、すでに食べてしまった人も多く、消費者の間で不安が広がっている。
ジョン・ジャニコウスキー医師によると、ほとんどの人は、感染してから少なくとも2週間経過しないと、症状を感じないという。「コストコのイチゴを食べた人全員が検査を受ける必要はないが、症状がある人は、A型肝炎のワクチンを接種しているかどうかに関わらず、検査を受けたほうがよいだろう」と同医師は語っている。
全米疾病予防管理センター(CDC)は、過去14日以内に今回のリコール対象商品をすでに食べていて、A型肝炎の予防接種を受けていない場合は、地元の保健所に連絡することを推奨している。
また、もうひとつのリコール対象商品は、人気の乳幼児食品メーカーであるペリゴ・カンパニー(Perrigo Company)の粉ミルク「ガーバー・グッドスタート・スーズ・プロ(Gerber’s Good Start Soothe Pro)」。米国食品医薬品局(FDA)は、粉ミルクの一部が細菌に汚染されている可能性があると発表した。
リコール対象となるのは1月2日(月)から18日(水)に製造されたもので、全米に流通している。同社によると、現時点では対象商品からの細菌汚染は発見されておらず、病気になった人も出ていないが、慎重を期して自主回収を行っている。
リコール対象商品の購入者は、商品を破棄し、同社に返金を求めることができる。詳細・返金の連絡は、ガーバー・ペアレント・リソース・センター(1-800-777-7690)まで。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.20)