オアフ島ハワイカイにあるココ・マリーナ・ショッピングセンターで水道管が破裂し、人気アパレルショップが壊滅的なダメージを受けたとKHON2が報じている。

被害に遭ったのは、島内に7店舗を展開する「クッキーズ・クロージング・カンパニー」（Cookie’s Clothing Company）。同ショッピングセンター内にある倉庫で水道管が破裂し、水が噴出、建物内に推定3フィート（約91センチ）の水があふれる事態となった。

パイプ破裂が起きた際、オーナーのクリスティーナ・クック・スプリングマイヤー氏はコナの自宅にいたという。「2歳の子どもとソファに座っていたら、ネイリストから3回着信があった。留守電を聞くと、私の倉庫から水が噴出しており、彼女のサロンが水浸しになっていると言われた」と、同オーナーは語る。

浸水は数時間続いた。消防士は、同アパレル店の従業員に、ドアは水圧がかかっているため開けるのは危険だと伝えたという。なお、パイプ破損の原因はまだわかっていない。

倉庫にあった在庫のほとんどが水害を受けた。同オーナーと従業員はなんとか救い出せる衣類を探しているが、被害は小売価格で100万ドルにのぼるという。ゆっくり復旧していくしかないが、残念ながら困難は避けられないだろうと同オーナーは語る。

「お客様からの寄付金もあり、応援に駆けつけてくれた方もいた。インスタグラムやフェイスブックでも素晴らしいサポートを受けている。みんな、持てるもの全てを使って地元の小さなビジネスを応援してくれている」

同店は、ハワイの多くのビジネスが打撃を受けたパンデミックを乗り越えた店舗のひとつだ。スプリングマイヤー氏は、「45人の従業員がいるので、もとの状態に戻れるように全力で働くつもりだ」とコメントしている。