アラモアナ・センターのトイレの個室内で携帯電話を使って10代の少年を盗撮した男が、警察に逮捕されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
事件は7日(火)午後7時前に発生した。警察によると、17歳の被害者の少年は、アラモアナ・センターのトイレの個室を利用していたところ、何者かが携帯電話のカメラらしきものを個室の仕切りの上に忍ばせているのを発見。少年はすぐにその場を離れ、母親に事情を話し、警備員を呼び止めた。警備員と少年がトイレに戻った時、37歳の容疑者はまだ同じ個室内にいたという。
容疑者はその場で身柄を押さえられ、後にホノルル警察に逮捕された。
地元の犯罪の減少や抑止に取り組む団体のクライムストッパーズ・ホノルル(CrimeStoppers Honolulu)のクリス・キム巡査部長によると、ここ数カ月の間にアラモアナ・センターのトイレで同様の事件が2回起きているという。「前回の被害者は大人で、外に出て容疑者を追いかけ、警備員が来るまで容疑者を拘束した」
同巡査部長は、同様の事件はショッピングモール以外でも起こっており、幼い子どもがトイレに行く際は必ず保護者が付きそうべきだとし、「このような事件が起こった場合、大人が前に出て叫ぶなどして注意を引くこと。そして、怖いのはわかるが、怪しい人物がどのような風貌か、注意を払うようにしてほしい」と述べている。また、トイレの周辺で不審者に気づいたら、すぐに警備員に通報するようにアドバイスしている。
なお、ホノルル警察によると、この件は現在捜査中で、容疑者は保釈されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.3.10)