中国で食用として屠殺されかけていた多数の犬が救出されてニューヨークに到着したとフォックス・ニュースが伝えている。
中国からジョン・F・ケネディ空港に到着した飛行機の中には46匹の仔犬がのせられていた。
動物保護団体「ノー・ドッグ・レフト・ビハインド(すべての犬を救う)」が中国の食用屠殺業者から救出した犬たちだ。
すでに32匹の仔犬たちは引き取られており、残る14匹は引き取り手が現れるのを待っているという。
米国疾病予防管理センター(CDC)では、狂犬病に罹患しているリスクが高い国や地域から生きている動物をアメリカ国内に輸入することを禁止しているが、今回の救出は禁止が始まってから初めての試みとなった。
同団体の代表を務めるジェフリー・ベリ氏は「CDCが禁止しても、我々は罪のない動物を救うために活動を続けます。犬たちはリハビリを受け、ワクチン接種をすれば生きていけるのですから。我々は中国にいるチームと連携して、何があってもこの活動を続け、犬たちに住む場所を提供していきます」と述べている。
2016年に設立された同団体は世界的な動物保護と犬肉取引の絶滅を訴えて活動している。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.15)