ネバダ州の砂漠でコヨーテの群れと一緒に暮らしていた白い犬が、地域の動物愛護団体によって保護されたとフォックス・ニュースが伝えている。
仔犬の頃にラスベガスから南東へ15マイルほどの砂漠に置き去りにされた捨て犬と見られているが、幸運にもコヨーテの群れに受け入れられ、生き延びたようだ。
昨年7月、ソーシャルメディアに砂漠にいる白い犬が投稿されて「ゴースト」と呼ばれるようになった。
以来、何度も地元の人々が「ゴースト」を保護しようと試みたが、うまくいかなかったという。
最近、足を引きずっているのが目撃され、保護団体が罠を仕掛けてようやく捕まえることができた。
同団体の担当者は、「ゴーストは、コヨーテと一緒に走り回って獲物を捕らえていた。しかし、最近になって足を引きずるようになっており、コヨーテに攻撃されたのではないかと心配していた」と述べている。
近隣住民からの目撃情報をもとに罠を仕掛け、数日かかって保護に成功した。
捕まって檻に入ったゴーストは、ただおとなしく座っていたという。
野生の中で暮らしていたのにもかかわらず、センターではゴーストはすっかり人間に慣れて可愛がられている。
「本当に人懐こく、撫でてもらいたくて近寄ってくる。抱っこされるのが大好きだ」
体や顔には争いによる傷があり、耳の細菌感染、足の負傷など、現在治療を受けている。
また、空腹時に食べたと見られる石が体内にいくつかあるため、手術も必要だという。
回復後に引き取ってくれる飼い主を探すため、基本的な訓練も受けている最中だ。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.13)