ミネソタ州レーク・エルモにある図書館で司書をしているカレン・ロドリクスさんは11月のある日、配達された郵便小包がサービス・カウンターの上に置かれていることに気がついた。差出人の名前は記入されていない。中を開けると丁寧に梱包された1冊の本が出てきた。自動車修理のノウハウを記した本だ。本の間には1通の手紙が挟まれていた。

「1970年代に私はレーク・エルモに住んでいて、古いベンツを修理しようとしてこの本を図書館から借りました。数カ月後に引越しをしたのですが、その際にこの本も一緒に荷造りしてしまったようです。47年経ってこの本を発見しました。貸し出し期限が少し過ぎてしまいましたが、お返しします。47年間、古いベンツを修理しようとした市民の方にお詫びします」

そして、封筒の中には新札の100ドル札が2枚入っていたという。

図書館では今年1月から貸し出し期限の過ぎた本の返却に課金することを廃止していたため、この200ドルは寄付金として郡の図書館本部に送られることになったとフォックス・ニュースが伝えている。