ホノルル動物園ではオハイオ州からメスのマレーグマ(Malayan Sun Bear)を迎え入れたとKHON2が伝えている。
今回クリーブランド動物園からホノルルに到着したのはマレーシア生まれの30歳のメスグマだ。名前はスクラッフィ(Scruffy)、体重はおよそ73ポンド(およそ33キロ)だという。
スクラッフィは、ホノルル動物園で飼育されているオスのマレーグマ「ブラッキー(Blackie)」とともにクリーブランド動物園で一緒に暮らしていたことがあり、今回は14年ぶりの再会ということで、動物園のスタッフたちは2頭のクマの再会を祝ったという。
園長のリンダ・サントス氏は「スクラッフィをブラッキーに再び対面させることができて私たちは非常に嬉しく思っています。スクラッフィが到着すると、2頭はすぐにゲート越しに挨拶を交わしました。すでに検疫は終了しており、スタッフは今スクラッフィーのためにブラッキーとの共同生活の準備を整えているところです」と述べている。2頭はメスとオスのクマであるものの、年齢的に繁殖は期待していないという。
マレーグマは東南アジアの熱帯雨林に生息しているクマで、体毛は黒色、鼻周りが茶色という小型のクマだ。大人のオスグマでも体重は200ポンド(およそ91キロ)を超えることはほとんどない。雑食で、長い舌を使って昆虫や蜂蜜、果物を食べる。マレーグマが生息する熱帯地域では1年を通じて食料を手に入れることができるために冬眠はしない。
ホノルル動物園では、ダイアモンドヘッド側にあるカメハメハとコアバタフライの壁画近くでスクラッフィーとブラッキーに会うことができる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.11.23)