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【ハワイニュース】「グローバル・パンノキ・サミット」開催 18日、ハワイコンベンションセンター

ハワイ語でuluと呼ばれ、古代から世界各地で食料や木材として利用されている「パンノキ」に注目が集まっている。

ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、国立熱帯植物園パンノキ研究所主催の「グローバル・パンノキ・サミット2022」が18日、ハワイ・コンベンションセンターで開催された。太平洋の各地域から農業関係者、教育関係者、研究者、起業家らが参加し、今日懸念されている食料のサステナビリティ(持続可能性)におけるパンノキなどの作物の活用について話し合った。

サミットでは、パン粉、フムス、ウィスキー、パスタなど、パンノキの実を使った食品が多く紹介された。

「ポノ・パイズ・マウイ・ブレッドフルーツ・カンパニー」を経営するジョン・キャドマン氏は、「パンノキの実で作れる食品は驚くほど多く、無限にあるといえる。これからより多くのパンノキが栽培され、生産量が増えることを期待している」と話した。

また、パンデミックでハワイがどれほど観光に依存しているかが浮き彫りになったことも話題になった。

食品産業や農業関係者らは「ハワイ州は観光以外の産業により多く投資する必要がある」と考えているという。

サミットで、クック諸島アイツタキ島のトゥアイン・ヴァルアランギ・アリキ国王は次のように述べた。

「パンデミックで、観光は持続可能な産業ではないことを痛感した。他の産業も取り入れる必要がある。漁業や島の資源の活用もあるが、パンノキの生産も選択肢の1つだ。島にあるものを、いかに経済的なプロセスに乗せるかがこれからの課題だ」

パンノキ研究所のラゴーン博士は、「パンノキを含めた作物をより多く栽培することは、土地、人々、経済を維持する持続可能な方法だ」と話した。

カウアイ島では現在、パンノキのような地元産の作物を扱う食料配給所が建設されている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.10.20)

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