アメリカ癌協会のチャリティー「カット・フォア・キュア」の一環として、オアフ島のヘアサロンが今月、癌サバイバーの人々に、無料でヘアカットやスタイリングを提供するとハワイニュースナウが報じている。

無料ヘアカットを提供するのは、島中南部ワイピオのヘアサロン「ヘア・クリエイションズ・バイ・グローリー」。同サロンのオーナー、グローリー・マクカレブ氏は、10年前に多発性筋炎と診断され、医師から、「10年生きられたらよい方だ」と言われた。

マクカレブ氏は、「多発性筋炎は慢性的な自己免疫疾患で、症状の維持は可能ですが、根治はできません」と話した。多発性筋炎の症状には、衰弱、疲労、筋肉の膨張などがある。また、マクカレブ氏は、週１回の化学療法で髪の毛の半分を失っている。

同氏は毎年、自身が経営するサロンで、地元の癌患者とアメリカ癌協会のための募金活動を目的としたチャリティーイベント「カット・フォア・キュア」を開催している。

今年は10月22日に開催予定で、癌サバイバーへの無料ヘアスタイリングの他、一般の人にはヘアカットとスタイリングが57ドルで提供される。癌サバイバーの人向けに、希望があれば、ウィッグを使ったスタイリングも可能だという。

ヘア・クリエイションズ・バイ・グローリーの住所は、94-1144 Ka Uka Blvd Suite #3。22日に都合がつかない癌サバイバーは、別の日に無料サービスを予約できる。予約は、(808) 691-9747、またはhaircreationsbyglorey.comまで。